芳賀日出男 × KEIMEN Collaboration Photo Tshirt ”山屋の田植え踊り” KEM-CS01
¥10,890
SOLD OUT
民俗写真家
芳賀日出男(はがひでお)。
1921年に大連に生まれる。慶應義塾大学で民俗学者の折口信夫に「人は心があれば儀礼という形にあらわれる」と教えられ、稲作儀礼を中心に日本人の生と死のリズムをテーマとして民俗写真を撮り始める。1989年紫綬褒章受賞。日本写真家協会名誉会員。
ーーーーーー
山屋(やまや)の田植え踊り
岩手県紫波(しわ)町 1965(昭和40)年
小正月に一年の稲作の所作をして予め豊作を祝う。若者が早乙女の役になり田植え踊りをして激しく花笠を回す。かつては地区内の旦那衆の家々をまわり、民家の座敷で踊られ、この時期最大の娯楽であった。
我が国では明治6年に太陽暦である西洋で使われているグレゴリオ暦の新暦に改暦された。その前は月の満ち欠けに太陽暦の1年の要素を取り入れている太陰太陽暦、いわゆる旧暦が使用されていた。旧暦1月1日は新年の最初の新月で1月7日までは大正月(おおしょうがつ)であり、1月15日は満月で小正月として祝った。新暦になってからも1月15日は農耕儀礼を行う小正月の風習として日本各地に残っている。小正月に田の神様を迎え、稲の1年を種まきから刈り取りまでの所作を儀式として行い、豊作を前もって祝い、実現することを願う「予(よ)祝(しゅく)」をする。
岩手県紫波(しわ)町山屋(やまや)では雪で覆われた大地の上で小正月に田植え踊りを行う。子どもたちが大地を強く足で踏みしめ、大地にひそむ邪悪な霊を追い出し、田の神様を迎え、春を呼ぶ。女装した青年たちが大きな花笠をかぶり、激しくくるくる廻して踊る。華やかな踊りで神様に喜んでもらうのだ。青年たちは地区の家々を訪れて神様の幸を与えていく。
民俗写真家 芳賀日出男
プリントは、フロントになります。
【size spec (cm)】
・L size:着丈73 / 身幅55 / 肩幅48 / 袖丈21
・XL size:着丈76 / 身幅58 / 肩幅53 / 袖丈22
【quality】
・綿100%
モデル(183cm)着用 XL size